「カンボジアの胡椒は、世界一美味しい」なんて言われているのご存じでしょうか。
昨年11~12月に、タイ・カンボジアに行ってました。
カンボジアでは、胡椒を生のまま食べることができる料理があって、とっても旨かったです。
メジャーな料理は、イカの生胡椒炒め。カンボジア語では、ឆាមឺកជាមួយម្រេច
「チャーモッチァムォーイマレッ」と言うらしい。
ឆា(チャー):炒める
មឺក(モッ):イカ
ជាមួយ(チァムォーイ):一緒に
ម្រេច(マレッ):胡椒
新鮮な胡椒は炒めるとすばらしい香りがします。もちろん生なので柔らか。簡単に噛みつぶせます。生のグリーンペッパーを口の中で噛みつぶすと胡椒のピリッとした辛さと、いい香りが口いっぱいに拡がって旨い。ビールが進みます。
グリーンペッパーを土産にしたくて土産屋で探したけど見当たらない。歩き回って地元のスーパーマーケットでようやく見つけました。でも冷蔵ケースに入ってる生鮮食品です。残念ながら今回はタイに戻ってから帰国するので持って帰れない。生じゃないけどグリーンペッパーの水煮を見つけてそれを持ち帰り。
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で、胡椒に興味が出てきたので調べました。
カンボジアのカンポット地方の胡椒は、フランス植民地時代には「世界で一番美味しい胡椒」と言われてたけど、1970年代の度重なる内戦で農園が破滅し、その後ほとんど作られていませんでしたが、近年になって再び復活。カンポット地方は豊かな土壌と長い乾季が胡椒の栽培に向いていて、スパイシーでありながら風味豊かな胡椒の実が育つらしい。
日本で販売されてるのは白胡椒か黒胡椒ですが、カンボジアでは、黒・赤・白の三色の乾燥させた胡椒と緑の生胡椒があります。色は違いますが、これらはすべて同じ胡椒の木からとれた同じ種類の胡椒の実、収穫の時期やひと手間の違いでこのような色の違いが生まれます。
胡椒の果実は初め緑色でこれが生のグリーンペッパー。これが完熟すると赤くなる。赤味がかる前に収穫して、そのまま乾燥させたのが黒胡椒。 白胡椒は黒胡椒の表皮を取り除いて種だけにしたもの。完全に熟してから収穫して乾燥させたものが赤胡椒です。黒胡椒よりも味がマイルドになるらしい。"完熟胡椒"などとも呼ばれ、取れ高も少ないので珍重されます。
味の特徴としては、黒胡椒は若々しいフレッシュな香りと辛さ、白胡椒は香りや辛みが強い表皮がないためマイルドに、赤胡椒は熟成した果実ならではの豊潤なうまみです。
赤胡椒は日本ではほとんど見かけることのない大変珍しく貴重な胡椒なので買って帰りました。持って帰っても大袋なので一人では消化しきれない。小分けしてメルカリで販売することにしました。
https://item.mercari.com/jp/m13778040805/
ではでは